不動産業界の代表的な集客方法であるポータルサイト。
集客手段を持たない企業にとって効果的な集客方法ですが、一方で依存するとコスト面などさまざまなデメリットにつながるため、一極集中は避けるべきです。
この記事ではポータルサイトへの依存度を下げるメリットや依存しない集客方法について詳しく解説します。
ポータルサイトへの依存度を下げるメリット
まずポータルサイトへの依存度を下げるメリットにどのようなものがあるのか見ていきましょう。
顧客のファン化が期待できる
1つ目のメリットは顧客のファン化が期待できる点です。
ポータルサイトでの集客は、どうしても他の業者間でのサービスや金額面の比較に終止ししてしまいます。
一方、オウンドメディアで集客した顧客は、自社の情報やサービス、独自性に魅力を感じてくれています。
建売住宅は多くの顧客にとって人生で1度あるかないかの大きな買い物ですから、自社に魅力を感じてくれていることで、商談がスムーズに進む可能性が高くなります。
また、その後のサービス提供や対応に満足してもらえれば、自社のファンになってもらえ、口コミによる新規顧客の集客にも期待できる点もメリットと言えるでしょう。
高頻度で更新をしなくてもよくなる
2つ目のメリットは高頻度で更新をしなくてもよくなることです。
ポータルサイトでは、他の業者との比較にさらされることや、ポータルサイトに掲載されているサービス内容が集客要因となることなどから、常に最新の情報を掲載しておく必要があります。
同業他社の動向を確認したうえで、負けないサービス内容を検討する必要もあり、集客効果の維持には相応の労力が必要です。
オウンドメディアなどの自社構築の集客でも情報の更新は必要ですが、あくまで自社サービスの訴求が中心であり、他社との比較に重点が置かれないためポータルサイトほどの更新頻度は必要ありません。
その分、他の集客方法の展開やサービス開発に力を注げるので、売上向上にも繋げられる点はメリットと言えるでしょう。
コスト削減につながる
3つ目のメリットはコスト削減につながる点です。
ポータルサイトへの掲載や、集客した顧客が成約した際にはポータルサイトに手数料を支払わなければなりません。
ポータルサイトに売上を依存してしまうと、規模が拡大すれば手数料はかなり大きくなってしまいます。
オウンドメディアなどの自社集客にももちろんコストはかかりますが、構築したオウンドメディアは継続的に集客に貢献してくれます。
長い目で見れば、コスト削減にもつながる点はメリットと言えるでしょう。
ポータルサイトに依存しない建売住宅の集客方法
では具体的にポータルサイトに依存しない建売住宅の集客方法について、4つご紹介します。
オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社で所有している情報発信メディアのことです。具体的には自社の公式ホームページやブログなどがオウンドメディアにあたります。
オウンドメディアでは、自社の顧客となりうるターゲット層を決め、ターゲット層に合わせて有益な情報をコンテンツ化していきます。
自社の商品・サービスの認知度を向上させ、自社の魅力を伝えることで、潜在顧客も含めて集客につなげられる点が大きな強みです。
構築したオウンドメディアは蓄積することで長期的に集客に貢献する資産となるため、ポータルサイトなどと異なりコスト抑制にもつながる点もメリットと言えるでしょう。
Googleマイビジネス
Googleマイビジネスとは、Google検索やGoogleマップ上に店舗や企業情報を掲載できるサービスです。
地域名や駅名などをキーワードに入れて検索した際に、Googleマップ上に表示された検索結果を目にした方も多いのではないでしょうか。
Googleサービスはインターネットユーザーの8割が利用していると言われているため、集客にも大きな効果が期待できます。
特に建売住宅などの不動産業界では「地域性」が重要なキーワードであり、Googleマップを活用するGoogleマイビジネスと相性は抜群です。
建売住宅の購入をするユーザーの多くは、地域名や最寄り駅などをキーワードとして用いることが非常に多く、上位表示されれば大きく集客アップに貢献してくれるでしょう。
SNS運用
SNSとはソーシャルネットワークサービスの略で、TwitterやLINE、Instagramなどが代表例です。
スマートフォンの普及により、多くのユーザーがSNSを利用しており、近年ではGoogle検索ではなく、SNSを活用して情報収集しているというユーザーも少なくありません。
そのため、多くの企業が集客やマーケティング、ブランディングにSNSを活用しています。
SNSでの集客で重要なのは、ターゲットに合わせて最適なSNSツールを利用することです。
住宅購入は結婚や出産などのライフイベントが重なる20代から30代が主なターゲットであり、ユーザー層の多いInstagramがおすすめです。
加えて、写真や動画などのビジュアル面を主体としたツールであることから、住宅写真などで視覚的に訴求しやすい点でも優れています。
オンライン広告
オンライン広告とはインターネット広告とも呼ばれる、Web上で出稿する広告全般のことを指します。コロナ禍による行動制限、ECサイトの拡大などにより注目を集めている集客方法です。
オンライン広告のメリットは、狙ったターゲット層に対し広告を表示させることができるため、効率的に集客が可能な点です。
また、どのようなユーザーが広告を閲覧しているのか、広告から集客媒体にどの程度誘導できているかなどが計測できるため、継続的に改善することで更に集客効果を高めることができます。
ただしオンライン広告は多くの企業が導入しているため、自社の広告を選んで貰える差別化が重要になります。
ただオンライン広告を出すだけでは埋もれてしまい、効果を得られにくい点には留意しましょう。
自社集客方法を構築しポータルサイトに依存しない集客の仕組みづくりを
今回の記事では、建売住宅の集客をポータルサイトに依存しないメリットや、ポータルサイトに依存しない集客方法について、詳しく解説しました。
ポータルサイトは集客面で即効性が高く効果的ですが、依存してしまうとコスト面などさまざまなデメリットがでてきます。
オウンドメディア運営やSNS運用など自社での集客方法が確立できれば、コスト面だけでなくユーザーのファン化による集客拡大、集客コンテンツの資産化による中長期的な集客アップに繋げられます。
TWELVE FOURは、リスティング広告やSNS広告などの運用による不動産・住宅業界の豊富な集客支援実績がございます。